大人におすすめ!ブラームス後期の名曲を味わえる『ブラームス ピアノ小品集』

ヘンレ社『ブラームス ピアノ小品集』のイメージピアノ曲集 中級
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こんにちは、TeeJayです。ドイツの音楽家で「3大B」と言えば、バッハ、ベートーヴェン、ブラームスですが、他の二人に比べてブラームスのピアノ曲を弾く機会は少ないかもしれません。今回はブラームス後期の名曲を味わえる、『ブラームス ピアノ小品集』をご紹介します。大人の方に特におすすめですよ!

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『ブラームス ピアノ小品集』(ヘンレ出版社)

ヘンレ社ブラームスピアノ小品集のイメージ

ヘンレ出版社『ブラームス ピアノ小品集』は、最新の学術研究が反映された「新ブラームス全集 III/6 (2011)」に基づく信頼できる原典版で、運指も新たにA. Boyde(ボイド)によるものがつけられています。この本にはOp.76と79、116〜119の小品が収録されていて、難易度は中級後半から上級前半程度です。

収録曲のうちOp.76と79は、ブラームスの創作活動が最も盛んな時期とされる中期の作品として分類されることもありますが、Op.76には後期の特徴が垣間見える部分もあり、後期の始まりとも捉えられています。『2つのラプソディー』Op.79は曲調がかっこ良く、ブラームスのピアノ曲の中でも人気の高い曲ですね。

一方、ブラームス晩年の1892年から1893年にかけて作曲されたOp.116〜119の4つの作品は、過去を懐かしみつつ、人生の孤独や寂しさを表したような哀愁漂う曲調が特徴です。特にOp.118の第2曲 間奏曲(インテルメッツォ)は、その美しさから最もよく演奏される曲の一つです。また、Op.117は作品全体が内省的で深遠な特徴を帯びていて、3曲まとめて弾かれることが多い作品です。

『ブラームス ピアノ小品集』(ヘンレ)の収録曲と難易度

作品番号の隣の[数字]は、ヘンレ社のホームページで公開されている9段階の難易度です。初級(1〜3)・中級(4〜6)・上級(7〜9)。詳しくはこちら

  • 『8つの小品』Op.76
    第1曲 奇想曲 Op.76-1 [7]
    第2曲 奇想曲 Op.76-2 [6]
    第3曲 間奏曲 Op.76-3 [5]
    第4曲 間奏曲 Op.76-4 [6]
    第5曲 奇想曲 Op.76-5 [7]
    第6曲 間奏曲 Op.76-6 [6]
    第7曲 間奏曲 Op.76-7 [5]
    第8曲 奇想曲 Op.76-8 [7]
  • 『2つのラプソディ』Op.79
    第1曲 ロ短調 Op.79-1 [7]
    第2曲 ト短調 Op.79-2 [6]
  • 『7つの幻想曲』Op.116
    第1曲 奇想曲 Op.116-1 [7]
    第2曲 間奏曲 Op.116-2 [6]
    第3曲 奇想曲 Op.116-3 [7]
    第4曲 間奏曲 Op.116-4 [5]
    第5曲 間奏曲 Op.116-5 [6]
    第6曲 間奏曲 Op.116-6 [5]
    第7曲 奇想曲 Op.116-7 [7]
  • 『3つの間奏曲』Op.117
    第1曲 間奏曲 Op.117-1 [5]
    第2曲 間奏曲 Op.117-2 [6]
    第3曲 間奏曲 Op.117-3 [6]
  • 『6つの小品』Op.118
    第1曲 間奏曲 Op.118-1 [7]
    第2曲 間奏曲 Op.118-2 [6]
    第3曲 バラード Op.118-3 [7]
    第4曲 間奏曲 Op.118-4 [6]
    第5曲 ロマンス Op.118-5 [6]
    第6曲 間奏曲 Op.118-6 [7]
  • 『4つの小品』Op.119
    第1曲 間奏曲 Op.119-1 [6]
    第2曲 間奏曲 Op.119-2 [6]
    第3曲 間奏曲 Op.119-3 [7]
    第4曲 ラプソディ Op.119-4 [8]

収録曲をYouTubeで聴いてみよう!

『6つの小品』Op.118より 第2曲 間奏曲

(from: BD Music)

『3つの間奏曲』Op.117(全曲)

(from: Nick Bottom)

『6つの小品』Op.118より 第5曲 間奏曲

(from: Radu Lupu – Topic)

『7つの幻想曲』Op.116より 第2曲 間奏曲

(from: Yevgeny Kissin – Topic)

『7つの幻想曲』Op.116より 第4曲 間奏曲

(from: Emil Gilels – Topic)

『4つの小品』Op.119より 第1曲 間奏曲

(from: Radu Lupu – Topic)

『8つの小品』Op.76(全曲)

(from: On The Top of Damavand for ever)

『2つのラプソディ』Op.79(全曲)

(from: Frank Columbo)

いかがでしたか?特に晩年の作品は、派手さが削ぎ落とされた簡素な曲でありながら、深く内面的な表現が心に染みますね。ぜひブラームス後期のピアノ名曲をじっくり味わいながら弾いてみてくださいね。

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楽譜はこちらから

全音の『ブラームス ピアノ曲集 2』には、『16のワルツ』Op.39と『5つの練習曲』Anh. Ia/1も含まれています。

少し古い楽譜ですが、春秋社の『ブラームス集 2』には、『スケルツォ』Op.4、『4つのバラード』Op.10、『16のワルツ』Op.39も含まれています。

ブラームスの肖像

ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms, 1833-1897)はドイツの作曲家、ピアニストです。ハンブルクに生まれ、コントラバス奏者だった父親から最初に音楽の手ほどきを受けました。幼い頃から優れた才能を表し、10歳からピアニストとして活動しました。やがて作曲に携わるようになり、彼の音楽を高く評価したシューマン一家とは生涯にわたり親交がありました。古典派の音楽に精通し、その様式を取り入れただけでなく、さらに古典派の枠を越えて独自の素晴らしい音楽を生み出しました。

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