ジャズの要素たっぷりの人気作品!カプースチン『24のジャズ・プレリュード』

kapustin24preludesのイメージピアノ曲集 上級
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こんにちは!TeeJayです。今や世界的なピアニストがレパートリーに取り入れ、国際コンクールでも弾かれるカプースチン。2020年7月2日に亡くなりましたが、彼が残した名曲はこれからも弾き継がれていくことでしょう。今回は、『8つの演奏会用エチュード』と並び、ジャズの要素たっぷりの人気作品『24のジャズ・エチュード』Op.53をご紹介します。

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『24のジャズ・プレリュード』Op.53

24jazzpreludesのイメージ

「24の前奏曲」は全ての調性をめぐるバッハの『平均律クラヴィーア曲集』の構成を継承し、ショパンやショスタコーヴィッチなど様々な作曲家が名曲を生み出してきた分野ですが、カプースチンはジャズとクラッシックの融合という新たな切り口でこの分野にもう一つの名曲集を生み出しました。彼はさらに『24の前奏曲とフーガ』Op.82という傑作も完成させています。恐るべき創作力ですね。

今回ご紹介する作品53は『24のジャズ・プレリュード(前奏曲)』の名の通り、演奏時間2分程度の短めの曲に分かりやすいジャズの要素が織り込まれていて、難易度も中級〜上級程度と幅があるので、『8つの演奏会エチュード』よりも取り組みやすくジャズの要素も楽しめるという感想の多い曲集です。

比較的易しくて弾きやすいのはしっとりと聴かせる第5番 ニ長調、一方オープニングにふさわしく華麗で映える第1番 ハ長調や、めまぐるしい動きで締めを飾る第24番 ニ短調はかなり難しい曲です。多くの演奏者に人気の第23番 へ長調は、程よいテンポに軽快で心地良いメロディーが魅力的な一曲です。

カプースチンの楽譜は以前は全音やプリズムから出ていましたが、廃版となりプレミアが付いています。現在はドイツのショット・ミュージック社からカプースチンの様々な作品が出版されていますのでぜひ参考にしてみてください。

『24のジャズ・プレリュード』の構成と難易度

大まかな難易度の目安を示しています。中級〜上級で色が濃いほど難しくなります。

第1番 ハ長調第2番 イ短調第3番 ト長調第4番 ホ短調
第5番 ニ長調第6番 ロ短調第7番 イ長調第8番 嬰へ短調
第9番 ホ長調第10番 嬰ハ短調第11番 ロ長調第12番 嬰ト短調
第13番 変ト長調第14番 変ホ短調第15番 変ニ長調第16番 変ロ短調
第17番 変イ長調第18番 へ短調第19番 変ホ長調第20番 ハ短調
第21番 変ロ長調第22番 ト短調第23番 へ長調第24番 イ短調

収録曲をYouTubeで聴いてみよう!

カプースチン『24のジャズ・プレリュード』(全曲)

(from: Classical Vault 1)

カプースチン『24のジャズ・プレリュード』より第23番 へ長調

(from: Bryan Saylor)

いかがでしたか?ジャズの要素を存分に楽しめるカプースチンの『24のジャズ・プレリュード』。簡単に弾ける曲ばかりではありませんが、一曲が短いのでレパートリーにしておくと、ちょっと1曲という時に役立ちます。ぜひ弾いてみて下さいね。

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楽譜はこちらから

定番の曲集以外にもカプースチンの魅力を存分に楽しめる『カプースチン:ピアノ作品集』もチェックしてみてね!

Kapustinのイメージ

ニコライ・ギルシェヴィチ・カプースチン(Nikolai Girshevich Kapustin, 1937-2020)はロシアの作曲家、ピアニストです。ウクライナに生まれ、14歳でモスクワに移住。モスクワ音楽院でゴリデンウェイゼルにピアノを師事し、在学中にラジオ放送「ヴォイス・オブ・アメリカ」でジャズに出会い、独自の作曲法を試みるようになりました。音楽院を卒業後は、ビックバンドや軽音楽、映画音楽のオーケストラでピアニストとして活動しながら作曲を続け、1984年からは作曲に専念しました。作品番号は161を数えます。

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